これはやっぱり出しとくべきだ!
──「生きづLIFE!!」のお話をうかがっていこうと思うんですけども、曲自体はいつ頃に制作されてたんですか?
Takeshi 去年の9月頭とかじゃなかったっけ?
Takashi たしかそれぐらいだった。俺の家にTakeshiがきたんですよ。
Takeshi 2、3年前ぐらいから、サビだけ頭のなかにずっとあったんですよ。でも、他の部分が全然できなかったから、これを形にしてもらうのもな……と思ってたんですけど、これはやっぱり出しとくべきだ!と思って。で、Takashiに連絡して、その勢いでなんとなくAメロとBメロを作ったんですけど。
Takashi で、Takeshiが昼の12時ぐらいにきたのかな。ワンコーラスだけだったんで、3時ぐらいに作業が終わったんですよね。よかった、早く終わったと思ったら、“あの、まだあるんだけど”……って(一同笑)。
Takeshi それが6時頃に終わって(笑)。
Takashi あーよかったって思ってたら、“もう1曲あるんだけど?”って(笑)。結局1日かかりましたね。
HIKARU.  でも、今回の選曲会は結構曲数はあったよね? Daisukeも作ってたでしょ?
Daisuke うん。2、3曲ぐらい。
Takashi 各メンバー2、3曲分ぐらいはあったね。たしか全部で15曲ぐらいはあった。
HIKARU.  しかも、その半分ぐらいがバラードだったんですよ。“そろそろタイトル曲はバラードだろ?”っていう話もあったんで。
Takashi “ライヴをバラードで締めれたらいいよね”っていう話もあったから、みんな狙いに来てたんですよね。俺のバラード! 俺のバラード!みたいな。俺もバラード作ってたし(笑)。
「生きづLIFE!!」選曲会秘話
Takashi ただ、ワンコーラスを作るまでは早かったんですけど、そこからが大変でしたね。僕らの場合、いつもだったら作曲者がほぼ完成の状態までデモを作ってから選曲会に持っていくんですけど、今回はそれとは少し違っていて。
HIKARU.  完成度が高いデモほど、どうしても採用されやすくなるんですよね。でも、今回はメロディーのよさを重視しようっていうので、デモはコードとメロディーとリズムだけにするっていう縛りがあったんですよ。
Takeshi まぁ、あんまり縛られていない人がほとんどだったけどね。
HIKARU.  うそ?
Takeshi TakashiとかKouichiとか。自分で曲を形にできない人間からしたら、あれと並べられるなんて、マジで“出しづLIFE!!”だからね?
HIKARU.  あと、トラック数の縛りもあったんですよ。
Takashi 9トラックしか使ったらダメっていう。そのなかでデモを作らなきゃいけなくて。
HIKARU.  でも、Takashiのやつってあきらかに超えてただろ?
Takashi そんなことないよ。一曲超えてただけで(一同笑)。
──Kouichiさんはどうだったんですか?
Kouichi 多少は意識して、いつもより音は減らしてたと思いますよ。でも、Takashiには言いましたね。“縛り、無視したら?”って(全員爆笑)。
HIKARU.  おい! リーダー!
Kouichi いや、言っている意味はわかるんだけど、それでどんどんこじんまりしていっちゃってもね?
Takeshi まあたしかにね。こういう曲なんだって見せるために必要なものっていうのはあるだろうし。
HIKARU.  たしかに。メロディーもアレンジによって聴こえ方が全然変わっちゃうから。
──Daisukeさんもトラック数を意識して作ってました?
Daisuke 俺、元々トラックが少ないんですよ。前にフルオーケストラぐらいガッチガチに入れたやつを作って、これはいけるだろう!って持って行ったら、メンバーにクソミソに言われたんで、もう二度とそういうのやんねえ!って。
Takeshi そして、今その話を聞いても、どの曲かまったく覚えてないっていう。
Takashi うん。記憶にない。
──だいぶ切ないですけど(苦笑)、まぁ世に出すまでにいろんな曲を作っているわけですし。
Takashi そうですよ。世の中に出ていない曲なんて、めちゃくちゃたくさんありますからね。
参加型ライヴチューン「生きづLIFE!!」
──実際にどういう構成にしていくかが大変だったようですが。
Takeshi まず、歌詞をKouichiが書くことになったんですよ。Kouichiが書きたいこととか、見せたいヴィジョンを曲にいれていこうっていうことになって。だから3人で作って行った感じだよね?
Takashi うん。歌詞によって曲の構成も変わるんで。
Takeshi 結構いろんなパターン試したよね? ボツにはなったけど、2番のAメロにいきなりヒップホップみたいになるセクションを作ったりとか。
Takashi 途中でがっつり落としてバラードみたいにするサビとかも作ったけど、それもなくなったし。
Kouichi 最後の転調もなかったよね? あそこはミュージックビデオのことを考えて、最後にそういう展開を入れておくと広げられるなと思ってつけたけど。
Takashi なかったね。あと、みんなで合唱するようなところも最初はなかったですね。
──コーラスの部分は、この前の5周年ワンマンでお客さんの声を収録されてましたけど。
Kouichi あそこは元々、俺のテキトーな鼻歌だったんですよ。なんとなく♪ふーふふーんみたいな感じで歌っていて。でも、聴いている人たちが参加できる曲にしようっていう話は、最初からしてたんですよね。歌詞はあとでなんとかするから、とにかくそういうセクションをたくさん作ろうって。
HIKARU.とTakeshiが思い描いていた理想のサウンド
Daisuke この曲、7弦ギターをさらに一音下げてるんですよ。それがめちゃくちゃレコーディングしづらかったです。
Kouichi そうだ。ドロップチューニングだった。あれはすげえイライラした。
Daisuke えっ? 言い出したのってこうちゃんじゃないの?
Takeshi いや、そこはいろいろあったんだよ。
HIKARU.  そもそも、俺がTakeshiの大事にしていたサビのメロディーを変えちゃったんですよ(笑)。
Takashi いつから温めてたんだっけ?
Takeshi 2、3年前(笑)。俺としてはキャッチーでいいなと思ってたんですけど、メンバーが良いって言ってたのは、俺がTakashiの家に行く3時間ぐらい前に思いついたBメロだったんですよ。
HIKARU.  僕としてはイントロがよかったから、そこがあればいいなと思ってたんで、サビメロを7パターンぐらい用意して、みんなに選んでもらったんですよ。それを曲にはめたものが戻ってきたら、サビだけキーが一音あがってたんですよね。
Takeshi そうだ。サビだけ転調したんだった。
HIKARU.  そう。AメロとBメロに対してサビを一音あげるのはすごくよかったんだけど、それだとキーが高くて歌うのがキツいと。それで、曲全体を一音さげることになって。そうなると、ありえないぐらい低いんですよ。その結果、7弦ギターを一音さげるっていう。
Daisuke そういうことだったのか……。
Takashi もうそれしか方法がなかったんだよね。
──でも、曲調としてはポップなんだけど、音の重心が低いっていうギャップがいい感じになってますよね。
HIKARU.  そういうイメージは最初からしてたんです。重くて暗い曲はいっぱいあるけど、重くて明るい曲ってまだあんまりないんですよね。そこをちょっと狙いたいなって。
Takeshi そこはちょっと前から俺とHIKARU.の理想としてありましたね。
なんでこの子はこんなに叩かれてるんだろう
──歌詞はカメレオらしい言葉で社会風刺をしつつ、最終的にはポジティブな着地点になっていますけども。
Kouichi ライヴで参加してもらいたい曲だから、歌詞のテーマもみんなの身近なものにしたことにしたほうがいいんじゃないかなと思って。そこからいろいろ考えたんだけど……なんか、ふと出てきたんですよね、山籠りしているときに。
──そうでしたね。静岡の山奥に籠って歌詞を書いてたっていう話を、ニコファーレのときにされていて。
HIKARU.  “伊豆ライフ”ね。
Kouichi でも、芸能人の不倫騒動みたいなところはキッカケにありましたよ。なんでこの子はこんなに叩かれてるんだろうって。
Takeshi 日本中から総攻撃だもんね?
Kouichi あれって、絶対に不倫してるやつも叩いてるじゃないですか。ニュースのコメンテーターとかも、“不倫はいけない”とか“奥さんがかわいそう”とか、とにかく正論を言うだけで。なんか、それがよくわからなくなってきたというか、そんなに悪いことか?って思っちゃったんですよね。
──言っても当事者同士の問題ですからね。周りは別に関係ないわけであって。
Kouichi そうそう。それに、僕らだって彼女や奥さんがいたりしても、他の女の子に色目使ったり、浮気っぽいこともしてるわけじゃないですか。
──んふふふふふ。
Takeshi “んふふふふふ”って(笑)。
──ははははは(笑)。まぁ、実際にするかしないかは置いておいて、人間なにかしら良い格好をしようとはしますよね。相手によく思われたいっていう気持ちが働くというか。
Kouichi そうそう。なにも浮気や不倫だけじゃなくて、人の目を気にしたり、自分をよく見せようとすることって、誰にでもあるわけであって。でも、実はそういうところから不幸になっているんじゃないのかなって思ったんですよね。そこは、歌詞を書いていたときに読んでいた本に影響されて出てきたところもあったんですけど。
──どんな本だったんですか?
Kouichi なんかね、世界の国別自殺率ランキングみたいなのが書いてあったんですけど、アメリカよりも日本のほうが自殺率が高いんですよ。ランキングで20位差ぐらいついてて。その理由のひとつとして“教育の仕方が違う”っていうのがあって。
──というと?
Kouichi アメリカ人と日本人って、個性の主張の仕方が全然違うじゃないですか。アメリカの場合は、“あなたの意思を言いなさい”って、子供の頃から親が徹底的にその子の個性を引き出す教育をするらしいんですけど、日本は学校で先生から“こうしなさい”って言われて、その通りにするっていう教育じゃないですか。そういう方針だから、日本人はルールに従ったり、人の目を気にする造りになってしまっているっていう。今、だいぶ説明を端折りましたけど、それを読んだときに、だから不倫報道ってああいう感じになるんだなぁって。そう思ったら、うわぁ、生きづらいなって。
──そういう部分もありつつ、歌詞はかなり赤裸々ですよね。ミュージシャンとCDのくだりに関しては、これ、書いちゃって大丈夫なのかなって思うぐらいでしたけど。
Kouichi そういう“書いちゃって大丈夫なのかな”っていうぐらいのもののほうがおもしろいし、“言っちゃっていいのかな”っていうぐらいのもののほうがリアルじゃないですか。俺、実際に思ってるし。こんなにインストアイベントをやってるけど、そもそも俺って今年CD買ったか?みたいな。
HIKARU.  僕、Kouichiが書く歌詞は、こういうほうが好きなんですよ。シンプルでストレートでわかりやすくていいし、ぶっちゃけ話みたいな感じでおもしろいと思いました。
無茶振りから生まれた5人ヴォーカル曲「やりづLIVE!!」
──通常盤には「生きづLIFE!!」を5人ヴォーカルで替え歌した「やりづLIVE!!」が収録されていますが、この歌詞はTakashiさんが書いているんですよね。
Takashi そうです。Kouichiから“お前、こういうの向いてるだろ?”って言われて。
Kouichi 5人ヴォーカル曲が候補になかったんで、どうしようかなって思ってたんですよね。「生きづLIFE!!」を5人で歌うにしても、バンドものの曲を、内容まったく一緒で、ただ5人で歌っているだけっていう、それのなにがおもしろいんだろうって思っちゃって。そういうことをお酒飲みながら考えていたら、いるやん! 替え歌とかそういうのに持ってこいの人間が!っていうので、Takashiに電話したんですよ。“理由はあとで全部話すから、とりあえず歌詞書いて! タイトルは「やりづLIVE!!」で!”って。
──お題はあったんですね。
Takashi 「やりづLIVE!!」っていう、それのみです(一同笑)。
Kouichi たぶんね、通話時間2分半ぐらいでしたよ。
──まぁ、とにかくすごいフリがきたと(笑)。内容的にはステージの裏側について書いたものになっていますね。
Takashi “ミュージシャンあるある”は入れたほうがいいと思ったけど、基本的にライヴ中のトラブルって、みんなにはわからないように努めるじゃないですか。そこが難しくて。
──伝わる“あるある”を考えるのが難しかったと。
Takashi そうです。内容的にもクスっと笑えるものにしたかったし、どうしようかなって。それで、最初に“弦が切れた!”とか“マイクがない!”みたいなところから書き始めたら、どんどんテンションがあがってきて、いろんな言葉が出てきたんですけど……俺、以前に番組で共演させてもらった方に、ありがたいことにTwitterでフォローしていただけたんですよ。で、月日が少し流れて、(Twitterを)見てみたら、しれっとフォローを外されてて。
──あぁ。そのことはアウトロでフェードアウトしていくところに入ってますよね。途中でピー音が入ってましたけど。
Takashi あれは●●●●●●のことなんですけど(全員大爆笑)。
Takeshi 書けねえよ!(笑) つーか、何年前の話だよ、それ。
Takashi だって、あのときめっちゃ嬉しかったんだぞ!?
HIKARU.  この曲のレコーディングはTakashiがディレクションしてたんですけど、たしかにTakashiはあの部分をマジで歌ってた。
Takashi うん。他はふざけてもいいけど、あそこだけはしっかりやんないと。なんか、個人的なイメージとしては、やっぱダメかー!みたいな。吉本新喜劇のエンディングみたいな感じにしたかったんですよ。
──あぁ! 演者さん達がドタバタしているなかで幕が降りていくっていう。
Takashi そうそう! あの感じです。
Daisuke メッセージ性で言ったら、「生きづLIFE!!」のほうが全然あるけど、何も考えずにこっちを聴くと、めっちゃ笑えますね。
HIKARU.  ギャップがすごい。
Takeshi でも、こっちもメッセージ性めっちゃあるやん。
HIKARU.  あぁ、最後に無理やりつけたようなメッセージ性が(笑)。
Takashi いやいやいやいや! 最後のそこが言いたいがための曲だぞ!?
Kouichi 発注した段階で、「生きづLIFE!!」はメッセージ性が強かったから、Takashiに発注した段階で“とにかくふざけてくれ”とは言ってたんですよ。メロディーもオケも一緒なのに、歌詞を変えるだけでこんなに楽しめるっていうのは、すごい発見だなって思いましたね。
──ちなみに、この歌詞はいつ書いたんですか?
Takashi Kouichiから発注がきたのは結構早かったんですけど、実際に取り掛かったのは12月の頭とか中旬ぐらいでしたね。
「ついカッとなって殺った」は「シン・ゴジラ」?
──カップリングについてお聞きしていこうと思いますが、「ついカッとなって殺った」はすごいタイトルだなと思いました。曲としては、カメレオ流のエレクトロロックの最新版というイメージがありましたけど、この曲はKouichiさんが作曲されていますね。
Kouichi 今回収録されている「五線譜のなかで」と、もう一曲、明るくてポップな曲を作っていて。そのあいだの感じで何か作ろうと思ったのが「ついカッとなって殺った」ですね。なんかね、「シン・ゴジラ」みたいな曲が作りたかったんですよ。なんかこう、ゴジラがゆっくり攻めてくる感じというか。で、Takashiに“「シン・ゴジラ」で!”ってお願いして。仮タイトルは「シン・こっちゃん」でした。
Takashi 俺、「シン・ゴジラ」観てないのにね。だから完全に想像で書いてます。
Daisuke 仮タイトルを見たときに、「シン・ゴジラ」のことだなっていうイメージは、俺のなかでなんとなく湧いたんですよ。ギターもそうだけど、サウンド的にソリッドにまとめる感じというか。
Kouichi そうそう。そういう感じ。ゴジラの背中からすげえビームが出てたから、これはシンセだなって(一同笑)。
HIKARU.  あのシンセはビームだったのか……。
Takashi なるほどなぁ。俺、ゴジラがドシーン!ってなったときに、ブワー!ってくる振動がシンセだと思ってた。
Kouichi あぁ。ズーン!っていうやつね。
Takeshi これ、全然伝わんねえやつだわ。“ブワー!”とか“ズーン!”とか(笑)。
Kouichi 別にいいじゃん! そうやって曲を作り始めることだってあるじゃん!
Takashi そこにHIKARU.が命を吹き込んでくれましたからね。その段階で歌詞はなかったんで。
歌詞を書いたHIKARU.がめちゃくちゃビックリした理由
──それこそHIKARU.さんは「シン・こっちゃん」をどういう歌詞にしようと思ったんですか?
HIKARU.  いや、これね、聞いてくださいよ。今回の選曲会のときに、シングルはこういうテーマにしようってKouichiが話してたんですよ。
Takeshi 「生きづLIFE!!」っていうシングル自体をどういう作品にするかっていう。
HIKARU.  そのときに“今回は殺人系でいこう”っていうことになったんですよ。で、「ついカッとなって殺った」っていうタイトルも、元々は表題曲がこのタイトルになる予定だったんですよ。だから、僕としてはそういうテーマにあわせて、じゃあちょっとおぞましい感じのものにしようと思って、この曲の歌詞を書いていて。で、いざ他の2曲の歌詞があがってきたら、なんか俺の歌詞だけすごい浮いてるんですよ。Kouichiがテーマを勝手に変えてたから。
──たしかに、この曲の歌詞だけ湿度が全然違いますよね。
HIKARU.  そうそうそう(笑)。じゃあ、「ついカッとなって殺った」っていうタイトルを使わないなら、俺が使うわって。“やっぱりタイトルはインパクトのあるものにしよう!”とか、めっちゃ熱く語ってたのに。
Takeshi 結構ちゃんとした資料まで作って、全員に配ってたのにね。
Kouichi いや! これには理由がある! 殺人系をやることになって、いろんな本を参考がてらに読んでたんですけど、途中で訳がわからなくなっちゃったというか、飽きちゃったんですよ。
──えっ?(苦笑)
Kouichi まったく共感できなかったんですよね。人を殺す理由とか、殺し方とか、一ヶ月間死体と一緒に寝てたとか、コイツらマジで意味わかんねえなと思って。
Takeshi まぁ書く人間が共感できなかったら届けられないしね。
Kouichi そう! そういうこと。
──ただ、HIKARU.さん的にはテーマが変わったことで焦りますよね?
HIKARU.  めちゃくちゃビックリしましたよ。俺、わりと頑張って完成させちゃってたんだけど……?って(笑)。歌詞が変わった事実を知ったのが、デモの仮歌録りの3日前ぐらいだったんですけど、これはマズいと思って半分ぐらい書き直しました。最終的には、何をやっても思い通りにいかないなっていうことを、恋愛にたとえて表現してみた感じです。思えば思うほど離れてしまうっていう。
Takeshi “伝わりづLIFE!!”だな。
Takashi そういう意味では「生きづLIFE!!」とテーマとはズレてないのか。
HIKARU.  ギリギリなんとかなった(笑)。
「生きづLIFE!!」についてどうしても話しておきたいこと
──「五線譜のなかで」はバラードですが、それこそ今回の選曲会ではそういう曲がいっぱいあって、そのなかの一曲だったと。
Kouichi そうです。最初に僕が作った「五線譜のなかで」は、冬っぽかったんですよね。で、アレンジャーのすぎちゃんとご飯を食べに行ったときに“秋っぽくしてほしい”ってお願いして。かなり助けてもらいました。
──ちなみに、この曲の歌詞っていつ頃に書いてたんですか?
Kouichi 12月……中旬ぐらいだったかな。たぶんそれぐらいだったと思う。
──じゃあ、今回のシングルの収録曲は、解散が決定する前にもう完成してたんですね。
HIKARU.  そうなんですよ。曲自体はすべて去年にはもうできていたので。
──なんか、すごいタイミングだったんですね……。
Kouichi 今回のシングルってツッコミどころ満載ですもんね(笑)。
Takeshi “この音楽シーン、生きづらい……!”みたいになっちゃってるんで(笑)
Takashi “だからか……”みたいなね(笑)。絶対に誤解されると思う。
Kouichi だから、そこだけはちゃんと言っておきたいんですよね。
──曲としては解散前に完成していたものだと。ただ、まぁ、人間どうしてもいろいろと結びつけて考えてしまいますからね。
カメレオマネージャー そうですよね。私がファンだったら絶対にそう考えちゃうと思う。 Takeshi でも、そこはもう全部受け手の自由ですよ。
Kouichi うん。そう思う。
「解散について語らない」ことの真意
──今回、解散を発表をされたわけですが、KouichiさんがTwitterで“解散について語らないことを決めた”というツイートをされていましたよね。そのことについて教えてもらいたいです。
Kouichi そもそも、解散ということについて誰も納得していないと思うし、解散に至るプロセスを細かく説明したところで、その理由はわかるのかもしれないですけど、それがわかったところで、きっと誰も幸せにならないと思うんですよ。それで誰かが幸せになるのであれば語りますけど、解散っていうファンにとって一番の不幸がある以上、それについて語る理由はないんじゃないかなって。
──カメレオって、みんなをハッピーにしたいっていう理想があって、そこに向けて活動をしてきたと思うんですけど、最後までそれを貫こうとしているのかなって、今、お話を聞きながら思ったんですが。
Kouichi だから、僕としては、Twitterに書いたことが本当にすべてなんですよね。僕はカメレオとして過ごしてきたすべてが愛おしいし、そのすべてに心の底から感謝をしているっていう。今思うのは本当にそれだけですね。
カメレオが5年間活動してきたことのすべて
──ラストライヴは6.17舞浜アンフィシアター
──元々発表されていたツアータイトルを<カメレオ ラストワンマンツアー2017「WE ARE KAMELEO!!」>に変更されていましたが、それに追加して、6月17日に舞浜アンフィシアターでラストライヴを行うことが発表になりました。最後に、そちらへの意気込みをみなさんからいただければと思います。では、HIKARU.さんから。
HIKARU.  僕としては、“最後だから”というのがないんですよ。いつからか、“このツアーが最後だ”と思いながら毎回やっていたから、それは今回も変わらなくて。だから、とにかく今見せられる一番かっこよくて、一番楽しくて、一番魅力的なカメレオを見せれたらいいかなと。あとは、感謝の気持ちをちゃんと伝えにいきたいなと思います。
──とにかくベストを尽くすのみだと。
HIKARU.  はい。
──Daisukeさんはいかがでしょうか。ラストツアー、ラストライヴについて。
Daisuke 今までライヴを積み重ねてきましたけど、なぜそういうライヴをやっていたのかっていうのは、そこにコンセプトがあったし、理由も意味もあったし、メンバー個々の意思もあって。そういうライヴをこれまで続けてきたから、最後まで変わりたくないなとは思いますね。解散はするけど、みんなを悲しませるためにライヴをやるわけじゃないから、いつも通りのテンションで来てもらえると嬉しいです。俺もいつも通りのテンションで行きたいですけど、泣いたらごめんなさい(苦笑)。
──先に謝っておきますか(笑)。
Daisuke はい(笑)。
Takeshi なんか、Daisukeは最初のSEで叫びながら泣いてると思う。
Daisuke 出オチやん、それ(笑)。
Takeshi いや、なんかね、俺、ステージに出て行く前に、メンバーの胸をぽんぽんって叩くんですけど、そのときにたぶんDaisukeは泣く気がする。
Daisuke あ、それは来るかも(全員爆笑)。今、想像したらちょっときた。
Takashi でもまぁ、それはそれでいいんじゃない?
Daisuke うん。気持ちとしてはいつも通りやりたいです。
──Takashiさんはいかがですか? ラストツアー、ラストライヴへの意気込みというと。
Takashi だいたい考えていることは一緒ですね。僕もいつも通りやりたいと思います。とにかく感謝を伝えるツアーにしたいです。最後の舞浜アンフィシアターが終わって、いつしかみんなカメレオのことを少しずつ忘れていくんだろうけど、ふと思い出したときに、カメレオっていうすげえかっこいいバンドがいて、最高のライヴをやってたなって思い出してもらえるようなツアーであり、ライヴができたらいいなと思ってます。僕も今できる最高のものを見せるだけですね。
──Kouichiさんはいかがでしょうか。
Kouichi 舞浜アンフィシアターに関してはなんとなくイメージできているんですけど、正直な話、このツアー自体に関しては、俺はまったくイメージできてないです。何が起こるかわからないし、会場も感情の渦が半端ないと思うから、今回は流れに身をまかせようと思います。俺、今までそんなのやったことないけど(笑)、考えてもしょうがないし、悲しんでいてもしょうがないですからね。まぁ、ツアータイトルが「WE ARE KAMELEO!!」だから、カメレオらしいねっていうライヴになるとは思うけど、このタイミングから別に変化球を投げるつもりはないし、ストレートボールを投げたほうが、みんなのためにもなるような気がするし。だから、フラットな気持ちでツアーをまわって、みんなと同じ気持ちになって、染められて帰ってこようと思ってます。
──染めにいくのではなく?
Kouichi うん。染められようと思う。なんだったら、俺、フロアにいるかも。
Takashi 客席で観てるの?(笑)
Takeshi “最後だし見とこー!”みたいな?(笑)
Kouichi そうそう。ユナイトの未緒ちゃんとかに、“ベースぐらい弾けるやろ? ちょっと頼むわ”って。だから意気込んではないですね。
──Takeshiさんは……
Takeshi (食い気味に)俺はめちゃめちゃ意気込んでますね! カメコカメオをボッコボコにしてやろうかなと思ってるんで。
Daisuke 怖い怖い(笑)。
HIKARU.  傷害や。
Takeshi Twitterを見ていると、“悲しい”とか“寂しい”っていう気持ちが今は勝っていると思うけど、それだけの思いを持ってカメレオを応援してくれていたんだなって思うから、ライヴになったらすごい勢いで参加してくれるんじゃないかなって思うんですよ。もう、俺らが想像している以上の勢いで。それに俺らがボッコボコになって、こっちもボッコボコにしかえして、相乗効果で一生心に残るようなツアーにしていければいいなと思ってます。
──ありがとうございました。インタビューは以上になりますが、何か言い残したことはありますか?
カメレオ全員 (“なにかある?”と言いながらお互いを見合う)
Kouichi ウチらは大丈夫です。(マネージャーに向かって)何かある?
カメレオマネージャー 今回のツアーは、メンバーもそうですけど、制作チームも今かなり考えているんですよ。というのも、今回の解散を受けて、スタッフチームがとにかくヘコんでいて。そのなかでも、自分たちは最後まで何ができるか?って、みんなやろうとしてくれているんですよね。過去に携わってくれていたスタッフさんも、“自分に何かできることがあったら言ってください”と言ってくださっていて。
Kouichi 俺、ちょっと意外だったのが、解散のおしらせが8,000リツイートぐらいされてて。まさかそうなるとは思ってなかったんですよ。不思議っすよね。なんか変な感じがする。
カメレオマネージャー でも、それが、カメレオがこの5年間で活動してきたことのすべてなのかなって。ファンの人たちだけじゃなくて、そうやって大事に思ってくれているスタッフがいるっていうのは、良いバンドだったんだなと思います。だから舞浜アンフィシアターはすごいことになると思うので、絶対に来たほうがいいと思います。見逃したら死にきれないと思う。
Kouichi 最後脅しとるやん(笑)。まぁ、言っても別に僕らは死ぬわけじゃないですから。それにね、もしかしたら舞浜アンフィシアターでカメレオ復活O-WEST7デイズを発表するかもしれないし。
──解散しねえんじゃん(笑)。
Kouichi はははははは(笑)まぁこんな感じで冗談も言えるぐらいのテンションなので、ファンの人たちもあまり心配せずにライヴに来てください。
(インタビュー:山口哲生)

2017.3.22 シングル『生きづLIFE!!』

『生きづLIFE!!』
【初回生産限定盤】CD+KMカード

<CD>
1.生きづLIFE!!
2.ついカッとなって殺った
3.五線譜のなかで
<KMカード特典>
「生きづLIFE!!」MV&メイキング
カメちゃんねる -生きづLIFE!! ver.-

DCCSG-11 ¥1,800+税

『生きづLIFE!!』
【通常盤】 CDのみ

1.生きづLIFE!! 
2.ついカッとなって殺った 
3.五線譜のなかで
4.やりづLIVE!!(「生きづLIFE!!」替え歌 5VOCAL ver.)
5.カメトーク

DCCSG-12 ¥1,400+税
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